配信に必要なPC選び
なにもわからない頃、まずは「Vtuberのはじめかた」で検索しませんでしたか?
わたしはやりました。
するとアバターを動かしたり、配信画面をキャプチャしたりと様々なソフトが動いているからハイパワーのゲーミングPCが必要とか、カメラやマイクは大事!みたいな記事がたくさん出てきたと思います。
でも実際やってみると、PCはそこそこでいいしカメラなんか正直なんでも動くんですよね。
今回は他の記事でビビらされた方向けの「リアルに必要な機材」の解説を書こうと思います。
わたしは何もわからなかったからたくさん買い替えたしたくさん無駄にした。今ならわかる、ネットに出てる情報はVtuberやったことない人が適当に書いていることが多いと。
PC選びといっても、普通はどんなソフトを動かすかもわからないし、横文字だらけだしPCの選び方はわかるはずもないですよね。
ということで、わたしが困った機材選びや失敗したポイントなどを踏まえて解説しつつ書いていくので最後まで読んでみてくださいね。
PC選びで調べるとよく見るやつ
Vtuberとしての活動必要な機材
1.まあまあのPC
「Vtuberの世界で高品質な動画を魅せるためには、十分なスペックを持ったPCが必要不可欠」
CPUやメモリ、ストレージの性能がVtuberのパフォーマンスやできることに影響します。
でた!高額でハイスペックでいきなりビビらされるやつ。普通のPCでも大丈夫だよ!
2.そこそこのカメラとマイク
アバターを動かすためには中の人の様子を正確にとらえるカメラ、音声を配信を見る人にとどけるマイクが必要になります。
これもよく見るよね。やりたいこと次第だけど最初はそんな高額なものじゃなくてOK。マイク・カメラ編は別記事で。
リアル編 Vtuberに本当に必要なPCスペックとパーツの選び方
PCスペック・・それは横文字の暗号、ほとんどダイイングメッセージ。
わたしもまったくわからずに1から調べていって、数台購入後、現在ではすっかり自作で組むようになりました。
まずはPCのスペックの見方ですが、PCのパーツはとにかく見慣れない文字でわかりにくいので、わたし風に解説していきます。
例えば、PCで配信することをとらいむ工房で絵を描くとします。
そのときに、どんな絵をどのくらいの速度で描きたいか、どのクオリティの絵を描きたいかでとらいむ工房に用意してあげる環境は変わりますよね。
つまり、何をやりたいかで必要になるPCスペックは変わるのです。
以下にパーツの選び方を解説します。
1. CPU
これはPCの頭脳。計算処理の速度を担当し、描画作業のスムーズさに関わります。
とらいむ工房で絵を描くとすればCPUは実際に作業するみたんにあたります。いくら良い環境が整っても実際に絵を描くみたんがバカだと台無しです。つまり結構大事。
2. メモリ
作業中のデータを一時的に保存する場所。
とらいむで絵を描くとすると、机の大きさにあたります。
机はやっぱり大きい方が良いですよね。基本は16か32ギガを選んでおけばOK。
3. GPU(グラフィックボード)
描画の品質やスピードに大きく影響。
特に3D作業や動画編集をする場合は重要。
とらいむで絵を描くとすると、これは使用するソフトになります。
絵を描くみたんがボロボロの紙とペンを使うのか、それともアドビ+ペンタブで描くのか。
だからグラボは結構大事。いやむしろ一番大事かもしれない。
しかし高額なパーツのため、何をやりたいかを先に決めてギリギリかちょい上で選択しましょう。
4. マザーボード
こちらはPCの各パーツを接続するための基盤。
他のパーツとの「つながり」を司る大切な部分ですが、お絵描きの品質や速度とは直接関係ありません。
とらいむでいえば作業用のお部屋にあたります。
広くてかわいい部屋のほうが当然みたんのモチベーションはあがります。すべてを良いもので揃えるなら部屋もキレイに。
コスパ重視でいくなら部屋もそこそこと、バランスが非常に重要です。
5. SSD
データの保管場所。
読み取り・書き込みが可能で、少し高いけどデータの取り出しもサクサクのSSDと、少し速度は遅いけど安価な大容量の保管ができるHDDがあります。
とらいむでいえば作製した絵を保管する棚ですね。
取り出しやすいように整理されたボックスや、とにかくたくさんつっこめるものがあります。
こまかくいうとM.2やSATAなどたくさん種類がありますが、2023年10月現在では比較的安価で価格が推移しているので、容量1G以上のM.2を選んでおけば良いかなと思います。
ここからは優先順位低めでOK
CPUクーラー
CPUは計算をたくさんするので熱が結構出ます。それを冷やすパーツ。
絵を描いているときのみたんのモチベに影響します。
水冷はエアコンで空冷は扇風機といった感じ。
扇風機の中にもAK400というダイソンみたいなのもあります。
電源
PC編全体に電源を供給するユニット。
使うパーツと電源効率で大きさが変わる。
作業時のみたんのごはん、栄養が足りないと絵が描けなくなるので必要量以上は確保してあげてください。
心配な人はごはんを多めに用意しておきましょう。
PCケース
PCを入れる箱。白いのが高いけど人気。
ATXやMicroATX等の企画があるのでグラボやマザボが入るかだけ注意すれば好きなデザインでOK。
個人的には「でかい方が冷える=えらい」と思っている。
まったくもって配信スペックとは関係ないが配信のモチベーションや友達とのSNSネタに関わる。
まとめ
お絵描きのスキル向上のためには、ソフトだけでなく、ハードウェアや作業環境も大切。
ショップではコスパよく見せるためにマザボやCPUクーラー、ひどいのはCPUのグレードを落として見せかけの価格を下げているものもたくさんあるので理解して選ぶことが重要です。
配信用PCの選び方 ショップ記載編
ハイエンドクラスのPCがおすすめの人
- 重いゲーム(黒い砂漠やホグワーツ等)をやりながら配信も一台のPCでやりたい。
- 4K配信や高画質でゲームをしたり、動画がイラストの編集をさくさくやりたい。
- 3Dモデルで全身トラッキングした配信をやりたい。
目安
intel i7 13~12が頭についてるCPU
AMD Ryzen 9からはじまるCPU
RTX4070~4080以上
ミドルレンジクラスのPCがおすすめの人
- ゲームはそこそこ一通りやれて、まともな配信環境が用意できれば良い。
- VRチャットクラスの3D配信をやっていきたい。
- FPSやバトロワ系のゲームを配信でやりたい。
目安
intel i7 11以上が頭についているもの
i5 12か13が頭についてるCPU
AMD Ryzen7からはじまるもの
RTX3060~4060以上
エントリークラスのPCがおすすめの人
- 配信は雑談や歌が中心で3Dはあまり興味がない。
- 機材の価格をなるべくおさえて徐々にスペックアップしていきたい。
- マイクラやスロウライフ系のゲーム中心で配信をしたい。
目安
intel 頭が10番台以上 AMD Ryzen5or7で、その後ろの数字が3000番台以上
RTX3050 RTX2060 GTX1660ti 等
実際にPCを買うときはメーカー製やBTO、自作等選択肢はあるけど、色々先の事を考えて配信用で最初に買うならBTOがおすすめ。
BTOの販売サイトはハイエンド、ミドルレンジ等の記載があるから選びやすいよ。intelとかAMDとかモニターの話なんかはそのうち書くかも(書かないかも)